ポールマッカートニーご乱心

ニューヨークにあるシェイスタジアム。1965年、ここで史上初の大規模野外コンサートが行われた。もちろんビートルズのライブだ。５万人とも６万人ともいわれる観客が金切り声で叫ぶ中、自分の声もロクに聞こえないままで彼らは歌った。その狂気は、ラストナンバー「アイムダウン」でのジョンのキーボードのプレイに象徴される。

その後、野球場でのコンサートは当たり前になり、シェイスタジアムでも数多くのミュージシャンがコンサートを開いた。

そのシェイスタジアムが閉鎖され、新しく別の球場が建てられることになった。さらばシェイスタジアム。
その最後のコンサートを行ったのはビリージェル。この歴史的な球場の最後を飾るために、超大物ゲストが何人も招かれて観客を喜ばせた。

ふとあるとき、会場が静まった。ビリーもなんだか驚いた様子だが、やがてアナウンスが。「次に紹介するゲストはポールマッカートニー！」会場は騒然。ビリー自信も予定していないポールのサプライズだ。
へフナーのバイオリンベースを持って「愛想ーはースタンディングゼア」を全員で演奏！ビートルズファンのビリーも大喜び。沸きに沸いた会場をポールは去っていった。

ジョージの愛したグレッチ

リッケンバッカーもそうだが、このグレッチ もビートルズ登場以前はまったく無名のメーカーだったようだ。ジョージハリスンはしかしグレッチを知っていた。それは彼のヒーローチェットアトキンスが使っていたからだ。私がジョンレノンの真似してリッケンバッカーを持っているようにジョージはチェットアトキンスのグレッチが欲しかったことは想像できる。

彼は何本か違うモデルをもっていた。有名なのはカントリージェントルマンだが写真はデュオジェット。 一見レスポールみたいだがこれはホローボディで中身は空っぽ。ビートルズ初期に使っていた。これを手に入れたジョージはうれしくってたまらなかった。結局死ぬまで手放さなかった。

今ではいろんなミュージシャンが使うグレッチだがこれはジョージが広めたといっていいだろう。

リッケンバッカーの不思議

愛すべき我がメインギターは「リッケンバッカー ３２０」！
もちろんジョンレノンの影響まるだしである。

レノンの３２５にそっくりなマイ３２０だが微妙な違いがある。
最大の違いはトレモロアームが無いことである。
しかし本家のジョンもほとんど使っていなかったので何も困りはしないけど。
かわりに「R」シェイプのテイルピースがあり実は結構気に入ってるんだ。

不思議というのはだ。これを買ったのが1992年なのだが、それから一回も弦を張り替えたことが無い。
つまり「弦が切れない」。15年も！
言っておくが、ちゃんと弾いている。毎日とはいかないときもあるが、弾くときはがりがり弾く。
それでも切れたことが無い。

どこまで続くのかみせてもらうさ。