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ビートルズコレクター、ビートルズおたく。 ビートルズによって人生を激変された人全員集合! ビートルマニアのページ!
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イマジン 世界が一つになることを祈った「イマジンは何度も為政者と戦っている。
ベトナム戦争、フォークランド紛争、湾岸戦争、同時多発テロ後の報復活動。
そのたびに人々はこの歌を歌い、戦争に反対しつづけた。
戦争のたびに「放送禁止」になるこの曲はその影響力の大きさを示している。
これからドンパチやろうって時に、この曲は兵隊の戦意を喪失させる。平和が何か、どれだけ大切か、そして今の戦争に何の意味があるのかということを思い知らされるのだ。
これでは戦争にならない。それだけこの曲の影響力は大きい。ジョンが亡くなってからもなお彼の思いは息づいている。

更にこのアルバムには「兵隊にはなりたくない」という曲も入っている。「死ぬのがいやだから兵隊にはなりたくない」どんなに勇敢な兵隊さんでも、本音は同じじゃないだろうか。
すべての人が言いたくてもいえないことを代弁してくれたのがこの曲。
軍人や政治家から見たら「何事か!」と怒られること間違いないが、それに立ち向かったのが一人の音楽家だった。
こんなことを歌にして発表した人は彼を置いていなかっただろう。きわめて政治的な発言だが「正しいと思ったことを言う」という姿勢を貫き通そうとしたのだ(日本人ではキヨシローが受け継いだ)。

しかし、このアルバムにもう一つ「ハウドゥユースリープ」と言う曲も入っている。
ビートルズ初期から、目が大きいポールをからかうのに使っていた言葉だが、この曲はポールへの辛らつな攻撃だ。
この時期ジョンとポール、ジョージとポールの仲が最悪で,ポールがアルバム「ラム」でジョンのことを揶揄した。
そのことにカチンと来たジョンは「あの野郎、とっちめてやろうぜ!」とジョージと結託してでっち上げたのがこれ。本当にひどいことを言ってるんだ。根性悪いぜ。

世界の平和、世界が一つになればいいと言う「イマジン」と同じアルバムに、友人を攻撃する歌が共存している。どっちが本当のジョンだ?
まだ見ぬ世界中の人には平和を訴え、身近な友人とのいさかいに執念を燃やす。自分の矛盾に気がつかないのか?
後年、ジュリアンレノンが「父の言う愛と平和は家庭にはなかった」と発言しているが、世界の平和は身近な家族や友人愛の延長にあると言うことが見えてなかったようだ。

そういう矛盾をさらけ出しているこのアルバムだが、「人間」ジョンレノンのありのままをさらけ出したものとも言える。
愛と憎悪を吐き出すことで心のバランスを取っていたのかもしれない。

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アビーロード」が1位だというのは順当だ。とても40年前のレコードとは思えない完成度の高さ。今になってもぜんぜん古さを感じさせない、21世紀に通用するできばえだ。ここがビートルズの恐ろしいところで、解散して、もうすぐ40年になろうってのにいまだに新しいファンが増殖している。決してファンが絶滅しないどころか、ねずみ算式に増えて行ってるんじゃないか?

このアルバムで、ジョンレノンの曲数は多くなく、代わりにジョージの張りきりが目立つ(2曲だけど最高のもの)。それでもジョンの曲は強烈で、A面(レコードは表がA面、裏がB面。CDではこの概念は無い)の最初と最後をタイトな曲で締めている。特にA面最後の「アイウォントユー」は、歌詞も意表をついたシンプルさで、さらにエンディングは、揺れるつり橋の板を踏み外して、危うく転落!という感じ。

B面は「未完成の曲がたくさんあるね。どれからやろうか?」「全部つなげちまったらどうだい?」「そりゃあ命案」「おい大丈夫かよ」「なんとかなるさ」ってな感じで「やっちまったなー」。これが見事に大当たり!徐々に盛り上がっていきフィナーレを迎え、その名も「ジエンド」で高みに到達する!

しかし、本当のすごさは、このアルバムが「レットイットビー」の後に作られたという事実ではあるまいか?曲部門で1位に輝いた「レットイットビー」だが録 音は必ずしもベストとは言い難い。特に映画「レットイットビー」を見たらわかると思うが、険悪な状態を隠すことも出来ない。ポールに細かく指示されて投げ やりになるジョージ。りんごの困った顔。ジョージの「アイミーマイン」に参加しないジョン。屋上でのライブは楽しそうにやっているが、「もういらない」と いう思いが見えている。だからこそ、ビートルズ自身はこの音源をお蔵入りさせることにした。少なくともあれだけの数録音されてその後の放置状態を見ると、 彼ら自身がぜんぜん納得していないできばえだったことは歴然。バンドとしてはもうすでに「終わった」感が漂っている。

「アビーロード」は その後に録音された、という事実はまさに驚嘆に値する。あのレットイットビー状態のビートルズから考えられない、洗練された極上の一枚。光り輝く金字塔。 逆転サヨナラホームランだ!「みんながエキサイトしてるとき、録音はエキサイトするんだよ。」とリンゴスターがコメントしているが、まさに「プリーズプ リーズミー」の頃に戻ったようなチームワークの復活だ。「ゲットバック」セッションで出来なかったことをやり遂げたね。

そのまま、本当に 「レットイットビー」が発売されず、映画も公開されなければ、この逆転劇は埋もれたままで、「アビーロード」は「ホワイトアルバム」の路線の延長線上に、 そのまま進化を続けた、と判断されていただろう。皮肉なことだが「レットイットビー(アルバム、映画)のおかげで、「アビーロード」=「崩壊しかけたビー トルズの再生」そして「ビートルズの集大成」として永遠に輝き続けることになった。

本当によかった。もし「アビーロード」無しでビートルズが終わっていたら、とっても悲しい終わりだったな。アルバムの発表順と録音順が違うが、「レットイットビー」の位置づけはこういうところにあるのかも。
先日、リマスターBoxが発売されたと思ったら、今度はトリビュートアルバムだ。最近はビートルズのホットな話題でいっぱいだ。

今回は、日本を代表するトップアーティストが、ビートルズの曲を演奏、アルバムにまとめたもの。10月16日発売だっけ?

その中でも私が特に気にになるのが、BOOWYの布袋智泰がやる「バックインザUSSR」。彼は、アンケートでビートルズで一番好きな曲として「プリーズプリーズミー」を挙げていた。いい選曲だ!その彼が演奏する「バックインザUSSR」本物そっくりにやるのか、それとも彼なりのアレンジになるのか?特に彼のユニークなギターワークがどう活かされるのか楽しみでならない。早く出ないかな。
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